石膏型の製作可能範囲

■マシニングセンター

石膏型づくりは手作業が多い仕事ですが、図面通りの加工や精度が求められる原形はマシニングセンターや NC 加工機で加工します。
小型から大型まで 4 台保有しております。
最大加工サイズは 2100mm×1300mm です。

■定盤

精度の良い石膏型を作るために、基本的には定盤の上で作業します。
定盤は 0.1mm レベルまで平面度を調整しております。
最大サイズは 3000×1500 です。この範囲であればかなり安定した精度で石膏型をつくることができます。長さが 3 メートルを超える型をご依頼の場合は、ご相談ください。

■ろくろ

丸物形状を作るには回転させながら切削加工するロクロ加工が適しています。
ロクロ加工は写真のように、ロクロ上で石膏を回転させながら道具を使って削っ
ていきます。大小 2 台の加工機を保有しています。大は直径 700mm。小は400mm です。型の大きさによって使い分けております。

■真空撹拌機

石膏の撹拌は、適切な条件で真空撹拌する必要があります。適切な条件とは、適切な混水率、石膏の量に合わせた湯とう(容器)、羽根、撹拌機、水温、撹拌時間です。30kg までの撹拌は、こちらの真空撹拌機で行います。

■大型真空撹拌機

こちらの大型真空撹拌機は石膏量が 200~250kg くらいまで対応できます。
2 台ありますので、同時に使えば最大 500kg の石膏を撹拌することが可能です。

■脱水機

使わなくなった廃石膏は一般の不燃物としては処分できませんので、石膏くず専門の処分場にて適切に処理する必要があります。
弊社では専用の脱水機により、水と石膏を分離してから処分場に持って行っております。